日記・コラム・つぶやき

August 03, 2005

ペット捜索のプロその2

P7200104 Aさんは、商店街の方にチラシを貼りに行った。焼き鳥を焼いている店があり、良い匂いが漂ってくるので、おなかを空かせた猫なら匂いにつられてそっちに行くのではと思った、とのこと。
そして、貼っていると通りかかった奥さんが「あら、この猫、ここ三日くらい家の車庫に来てるわよ。そこで待っててごらんなさい。またすぐ来るから・・」と教えてくれたそうで、その通りにして待っているとヒョコヒョコとサムが現れ、そのままAさんの腕の中へ。

半信半疑だった私も、さすがプロだな、と感心した。そして、主人の決断力に感謝している。
3日の捜索費用8万5千円・・・これは基本料金なので、サムの場合、あっという間に見つかったが返金はない。(そんなこと、問題ではないけど) 

抱き上げると紙のようにふわりと軽い。だが、病気はしていないようだ。その日は時折、そわそわと落ち着かない様子で、妙な声で鳴いたりしていたサムも、次第に落ち着きを取り戻してきた。

この、サムの行方不明については一つとても不思議だったことがある。

それはいつも一緒にいるエニのことだ。

サムが居なくなる少し前から、私の横でピタリとくっついて寝るようになったことである。よく川の字というが、いや、この場合「リ」の字になるのだろうか。_(^^;)ツ
よほど寒い時以外は布団の中には入ってこないエニ。どうして急に?と思っていたらサムの家出。
サムが戻ってきた日から、エニはもう私の横では寝なくなった。そばにも来ない。一人で好きな所で寝ている。
何かを感じ、慰めてくれていたのだろうか・・それとも・・・

滅多に・・いや、普段こんな事はしないが、藁をもつかむ気持ちだったのだろう。
亡くなった義父・祖父・伯母にお線香をあげ、サムが見つかりますようにと祈った。三人とも大の猫好きであったから。
そして、猫の使っていた食器を逆さにしてその上にお箸を置いておくと帰ってくる、と聞き、即それもやってみた。笑い話である。

サムが居たところをまっすぐに行くと、義父の墓がある寺だ。義父が守ってくれたのかもしれないと思う。

今はもう迷子札を付けているサムとエニ。勿論クロも。

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August 02, 2005

ペット捜索のプロその1

someany うちには家の中で飼っている猫、サムとエニ、そして外猫のクロがいる。
今年の10月で11歳になるサムが家出をした。24日の夜のことである。
何度も玄関を開けて外を覗いてみるが帰ってこない。

いつもは玄関の前で開けてくれるのを待っているか、「サム」と呼ぶ声にスキップするように飛んでくるのに・・・なんの反応もなかった。
「明日には帰ってくるよ。」
という主人にうなずきながらも嫌な予感がしていた。

主人も私も家の周りを毎日探してみたが、気配すらなかった。
そして、台風が来た。
幸い台風は大したこともなく過ぎていった。

サムを思うと胸が痛いよ・・・母が呟いた。

「ずっと前だけど、迷子のペットを探す職業がTVで紹介されていたっけ。確か費用は10万円くらいだったよ。」

と、ふと思い出して何気なく言ったのだが、主人は_(‥ )フーンと言うと暫く考えている様子だった。そしてPCに向かい、調べ始めた。

サムが居なくなって5日が経とうとしていた。

職場に居ると、主人から電話があり、ペットの捜索を頼んだよ、と言う。
「日が経つほど遠くに行ってしまうだろう。10年も一緒に暮らしたんだからな。このままでは悔いが残るだろ。これで見つからなかったら、諦めもつくと思う。」と。

私の目の前に、おなかを空かせたサムがトボトボと、あてどもなく歩いて居る姿が浮かんできた。迷子札をつけていなかったことが悔やまれて、胸がしめつけられそうだった。

『あんた、いつも猫は子供のようなもんだと言っているけど、もし自分の子供が迷子になってごらん。空腹でどこかをさまよい歩いているとしたらどうする!?気が狂ったみたいに必死の思いで探すんじゃないのかね!?』・・そんな声が心の中に響いた。

その日の夕方、29日のこと、すぐにペット捜索の男性Aさんがやって来た。
質問に答え、チラシを200枚ほど作るとのことで写真を渡した。カラーコピーのチラシがその場で作られた。そして彼は夜10時頃戻りますので、と言って捜索へと出て行った。

約3時間して玄関で人の声と聞き慣れたサムの声がしたような気がして、私は転がるように下へ降りた。グレーの猫がこちらを見上げてせわしなく、抗議するように短く激しくニャニャニャと鳴き続けた。

「この猫ですか?」Aさんが聞いた。

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